● 手ぬぐいについて
注染(ちゅうせん)とは
Wikipedia
注染(ちゅうせん)とは、布に模様を染める技法のひとつ。主に手拭の染色に使われる。布に型紙で染めない部分に糊を付け、乾燥後に染める部分に土手を作り、その土手の内側に染料を注いで布を染める。一度に多色を使って染めることができる。染料は布の下側に抜けるため、布の芯まで染まり、裏表なく柄が鮮やかで色褪せしにくいことが特徴とされる。堺の手拭や浴衣などの伝統産業(伝統工芸)で現在も広く使われている。
始まりは明治時代
まさに染料を「注いで」染める事が注染の言われなんですが、一度に20枚から30枚ほどを染めることができる画期的な技法として、明治時代に大阪で生まれたそうです。
主に浴衣や手ぬぐい、ふきんなどに用いられてきており、一時期は柏原市だけで全国の浴衣の25%のシェアを誇っていたとか。
ですが近年は印刷技術の発達により、すべて手仕事で手間のかかる注染は、時代と共に影を潜めつつあります。
ひとつとして同じものはない、独特の風合い
注染の魅力と言えば、なんと言ってもその独特な風合い。
熟練の職人の手を経て、やさしく繊細な揺れやにじみ、ぼかしといった偶然が重なり、神秘的とも言えるパターンや立体感を生み出す事が出来るのです。
ですので、ひとつとして同じものは出来上がりません。
また、表と裏の両方から染めるので、表裏なく使用できるのも特徴です。
多くの工程に手間と時間をかけて
注染の手ぬぐいは、生地の手入れから始まり、型紙の制作、染色、仕上げに至るまでのそれぞれにたくさんの工程があり、全てが手作業で行われます。
それぞれの工程に長年の経験と技術が必要となります。
注染の工程についてはすでにYou Tubeなどにたくさん公開されていますので、是非一度ご覧いただきたいのですが、ここでは当店もお取引のあるにじゆらさん(http://nijiyura.com/)が制作された動画をご紹介いたします。
CHILL チル- 注染 手ぬぐい 制作 販売 オーダー / 大阪府 柏原市
2016/10/21